1(いち)5(ご)オフ

木曜日昼、週末のオフ会に一緒に行く予定だったKさんからTEL。『娘(1歳半)がどうも風邪を引いたみたいで、病院にいっているが9度程度熱があるのでキャンセルさせて』とのこと。了解して電話を切ったとたんに、やはり同行予定のF母からTEL。声を聞いたとたん、キャンセルの電話だと理解。大勢で参加しようと思っていたのが、急に夫婦2人旅と相成りました。金曜日提示で会社を引き上げ、教会の役員会議事録を印刷しに・・・。と、牧師との話が進み、なんと2時間も立ち話。あっちゃ〜っ、待ち合わせには、完全に間に合わないとMICHABOさんにTEL。大黒ふ頭PAではなく、P泊場所の千代田SAで、とお願いをします。自宅に戻り、出発しようと、各部署checkをすると、排水、清水タンクの給水がしていないことが判明。あわてて作業。いやぁ、いつもに増してドタバタの様相。こういうときこそ安全運転を・・・と自分に言い聞かせ出発。


ルートは、小田厚→東名高速→首都高速→常磐高速というハイウェイオンリー。出だしの遅れを取り戻すべくがんばって走行!道路も全く混むことなく、順調に都内を抜け、そして常磐自動車の最初のSAで休息。ここまでくれば、集合場所であり今晩のP泊場所である千代田SAは目の前。と思ったらおなかも空いてきた(笑)SAのパーキングに入ると、よく見るシルエットの車が・・・。ヲッ!アスリート・・・。それはMICHABO号でした。思わぬ偶然で合流。夜食のカレーを速攻で食べ、ここからはランデブーで走行。 千代田に着けばすでにらいる号が停まっていて、らいるさんがにこやかに降りてこられました。聞けば離れたところに、こんちゃん号とピース号も停泊中とのこと。しかもピース号は19時に到着しているとの情報。恐るべし意気込み、でも待ちくたびれて既に爆睡中の模様。結局、MICHABOさん、らいるさん、と我が家2人でしばし飲みながら歓談。3時過ぎにお開きに・・・。この時点では、残念ながら、トロちゃん号ととっぷあうと号は未着でした。

ヴェバストFFのぬくぬく車内でぐっすり寝たせいか、4時間睡眠なのに快適な目覚め。見れば隣にとっぷあうと号。そしてピースさんとこんちゃんも車を寄せてこられ、挨拶TIME。
なっちゃんは剣玉に夢中(?)なようで、海咲ちゃんと小雨の中楽しそう。
トロちゃんも合流したので、一同はらいる家御用達の君崎農園に向けて移動開始。みんな甘いイチゴ目前にそわそわです。インターを降りて国道6号線、最初の信号を左折すれば、もうそこは目的地。

雨は強くなったけれど、イチゴ狩りはハウスの中。全くノープロブレムです。しばし待っていると、しげポンさん、てつさんが相次いで登場。全員がそろったところでハウスに突撃。今年は、異常気象が重なり、気温もさながら、冠水被害にあったので、出来が悪いよ!との説明。確かに、最盛期のはずなのに、花が多く咲き、未成熟の実が目につきます。

幹事のらいるさんもみんなにおいしいものをと企画してくれました。農家は安全で美味しいものを食べてもらいたいという願望があります。それはみな精一杯の努力の結果、顧客が笑顔を見せてくれることを糧に頑張れるものです。天災とはいえ、きっとじーちゃんも、ばーちゃんも、幹事のらいるさんも、本当はもっとすげーんだぞ!と言いたい気持ちで一杯だったんではないでしょうか?
ルビーのような大粒の果実のラインが見える、そんなじーちゃんもばーちゃんも満足できるイチゴ狩りでは残念ながらありませんでした。そのことを悔やむのは、ぼくらではなく、きっと生産者のじーちゃん、ばーちゃんなんでしょう。
来年も行きますよ!BESTの状態を見せて頂き、味わわせて頂き、堪能させて頂くために・・・。
とはいえ、お土産に頂いたイチゴは、車の中でも熟成され、小田原では友人の口にポイポイと入っていきました。そして「美味しい」と誰もが笑顔になりましたことを付け加えておきます。
昨年イクスス号デビューの静岡県清水でのイチゴ狩りの際、まるでイナゴの大群が通過した後のように赤い実を食べつくしたわが一行の中でも、一、二を誇るほど食べたうちの連れ合い、休憩所で食べ終わった蔕の数を数えます。と負けじとらいるさんも・・・。結果は、らいるさんが僅少で勝利。敗者の弁は、朝食でコーンフレークを食べ過ぎた、とのこと。
来年は、その反省を生かしてもっと一杯食べてください(爆)
一行は経営者の老夫婦に挨拶をして、今度は那珂湊漁港へ。らいる号、トロちゃん号についで発進。ところが混雑を避け6号から外れると狭い道をらいる号、トロちゃん号は驀進します。あっという間に信号でおいてかれてしまいました。
あわててしまい、左に曲がった巨体が見えたと思い、あわててハンドルを左に・・・。しかし、行けどもらいるさんたちが見つからず、携帯へTEL。どうも直進だったらしいのですが、らいるさんたちも、正確な自分の居場所(住所)を特定できないがため、意思の疎通に若干の食い違いがあります。ぐるっと回ったところで、再度TEL。今度は不運にも僕の車の後ろについたがために振り回されたこんちゃん号が、らいる号たちが泊まっているスーパーをナビでGET。こんちゃん誘導の元やっと合流することができました。いやぁ、こんちゃんありがとう!いなかったらきっと那珂湊港まで会えなかったと思います。


ロスタイムがあったものの2:30には無事到着しました。冷たい雨が風とともに吹き付けます。いつ雪や雹になっても不思議ではない天候です。この悪天候の中、宴会会場の設営を考えることは、体力・気力が伴いません。何はなくともまずお昼を食べに行きます。これもらいる家御用達の森田水産。入り口ではキップのいいおじちゃんが魚を売っています。その間をすり抜け、2Fの食堂に。刺身定食に舌鼓を打ちました。

1階に戻り、夕食の準備です。まずはあんこう。
「あんこうの 骨まで凍てて ぶち切らる(加藤楸邨)
これはかねてから食べたいと思っていた食材。句のように凍てついた冬の魚で、その中でも逸品の食材。1匹25000円で上げたままの姿でも売られていました。このサプライズ商品にはそそられたものの、量もさることながら、捌けないことが最大のネックであきらめざるを得ませんでした。
ぬめりの強い皮と水分の多い身のため、まな板の上に置いてだと包丁の刃から逃げてしまうために、吊るし切りという独特な方法で調理されるようになったとか・・・。どうせなら、解体作業も見たかったな。

結局、あんこうとかわはぎとブリを購入。ルンルンで車に戻り、まずは一休み、お昼寝タイム。
ドアをノックする音で目覚めると、ゆきちゃん。会場設営するので、車の移動を・・・、とのこと。言われるままに移動をしたものの、ライルさんが渋い顔。オーニングが強風のために広げられない。スクリーンタープを持って来ているのは、Take一人だけ、さてどうやって宴会をしようか?雨風は止む気配を見せないし、何より寒い。
方法は、あと二つ。
1.各車に戻って家族で夕飯を食べて終わりにする
2.君崎農園さんの施設をお借りする
どう考えても、楽しそうな案は2案だ。突然夕方になって今晩施設を貸してくれなんて無謀だ、他人の迷惑を顧みずだ、といわれること覚悟でゆきちゃんに提案。「言ってみようか?」
後は、彼女の交渉術次第。『そんなこと、突然言われても、だんめだ』そういわれないようにとただただ念じ、祈り、みなで彼女を凝視。「うん、うん、おばちゃんごめんね、そうなのよ、じゃあ1時間30分くらいかかるから・・・。」をぉ、交渉成立!!
ひとえにらいる家が長年築き上げた信頼関係の賜物とただただ感謝。そして、希薄になったと言われる日本文化の持っている人情の厚さがこの茨城に残されていることに感激をした一瞬です。
渋い顔のメンバーがとたんに輝き、早速移動の準備。ゆきちゃんとやすこちゃんは、君崎農園にお土産にする蟹を会に走り、残りは車のナビを再度君崎農園に設定。夕方の渋滞なので、各車独自でつくこと、とのお達しが出され、走行開始。
無事全車到着すると、じーちゃん、ばーちゃんはストーブをつけて待っていてくれました。
お礼を早々に、各自宴会の準備。
ちなみに我が家は、前述の鮟鱇鍋と、自宅から持ってきたモツ煮、そして恒例の日本酒です。今回は、リサーチ、買い付け時間が足りず、小田原のお酒、酒匂川の「魚々っと」と「生酒」です。

準備が終われば、じーちゃんも含めてみんなで乾杯。「みんないろんな道具を持っているんだなぁ」と感心しながら、らいるさんのお寿司などをつまみに飲みながらチャッティング。農業の話や植木の話でしばし楽しく過ごさせていただきました。ちなみに帰りがけに見せてもらった男松の手入れはご自分でなさるそうです。
途中どんぐりさんの奇襲があったり、とーちんからメールが入ったり、残念ながら来られなかった仲間も、それぞれの方法で交流を深めることができました。
12時、意外に早く(?)宴会終了。明日君崎さんのお仕事に支障をきたさないようにと7:30−から片付け開始、9:00には出発、との通達が流され解散しました。
翌日も雨降り。その中でてきぱきと片づけを進め、解散しました。我が家は、らいるさんF、とろちゃんF、MICHABOFと4家族で八郷温泉ゆりの里に向かいます。10時から入浴ができる施設に時間通り到着。里山にある割に、といっては失礼だが、最近よくある地方の立派な温泉施設です。運営はJAです。日・祭日は1000円と、お湯を循環させている割には若干高めです。また、アルカリ単純泉なのに塩素臭が感じられましたが、効能は失われないのでしょうかね。
床暖房の張り詰めてある中を進み、フロントでロッカーのキーを借り、浴場へ。雨降りの寒い日曜日のせいか、まずまずの人数が更衣室にいます。
露天風呂は、冷たい風がほてった顔や頭を冷やしますので、長湯ができます。のんびりとらいる親子、トロちゃん、MICHABOさんと話しながら浸かります。1時間ほどお湯を楽しみでて、どんぐりさん御用達のパン屋さんに向かいます。
途中筑波山を上ると雨から氷に、そして雪へと変わります。地面もうっすらと白く見えますが、グリップ力は落ちていません。エエイ、ママよ!と無謀にもノーマルやイヤで山越えをし、  さんへ。小さなパン屋ですが、店内は一杯の人。我が家も2000円近くパンを買い込み、皆さんと別れて高速へ。
守屋SAで先ほどのパンの昼食をと思えば、MICHABO号、らいる号、そしてトロちゃん号と次々とピットイン。なんだみんなここでお昼ぢゃん(笑)
一休みして、自宅をナビの行き先にセットして高速を走り、途中秦野中井ICで下車。とーちん宅に向かいます。とーちんからは、宴会中にメールを受けました。「うまいもの食いたい〜っ」と仕事の休みが取れない氏からの連絡でした。
実は、この前の週、とーちんからTELで、バッテリー液不足の話を聞いたが、遠いところに行く前にメンテするなら道具を持って行ってあげる、との連絡を受けました。
そんな気配りの氏に、少しだけですが楽しみのおすそ分けを、と寄らせて頂きました。が、逆に返却はいつでもいいよ、とAK−ML開発のバッテリー液量チェッカー「液大丈夫君」をお借りして帰ってきました(笑)
ここ数度のオフ会が続いて悪天候でしたが、それにも拘らず大勢の方が参加するのは、きっとそれ以上の仲間の絆があるからなんでしょうね。
次回も楽しい企画と、心豊かな出会いと、待ったりした時間の中で飲み食いできる機会がありますように・・・。