Siesta & Chattering

12月から3月までは、野宿者支援の炊き出しをしたり、年度末の総会時期でその資料作りをしたり、と多忙な日々を過ごしていたので、Camperだけでなく、自由な一日を過ごすのはなんと45日ぶり。
さっそく連れ合いの友人宅とAK−MLの友人青ちゃんに依頼されていたカーテンを渡すミッションをしに、春うららかな房総に遊びに行きました。

やはりAK−MLの仲間のとーちんが知人を紹介してくれたので、太めのタイヤをはかせに行き、♪ルンルン♪で支度を開始。連れ合いとの2人旅なので、のんびりと用意し22:30出発っ!!
うみホタルを通過し、今日は多くの仲間からお勧めを受けた保田の「ばんや」にP泊です。
連れ合いは木更津過ぎには既に、シートをベッドにしてZZZ・・・。僕にもだいぶ睡魔が接近したところで、25時過ぎに到着。バンクベッドを作るのも面倒になり、そのままリアのデッガーでおやすみなさい。
何台かが、砂利道のPには行ってくる音を、まるで遠雷のように遥か遠くの記憶の中で聞いているうちに朝。少し眠気があるので、そのままばんやの湯へと行きます。
ばんやの湯は24時間営業ですが、春休みの朝っぱらから入る人は少なく、僕のほかには1,2名のみ。大きな湯船を独り占めです。
湯質は「高濃度炭酸温泉」と記してあります。人工的に炭酸を加えてあるのでしょうか?そして循環式でした。言ってみれば生活品メーカーの花○の入浴剤「バブ」のお風呂なのでしょう。でも、清潔感漂う大きなお風呂で500円ですので、お値打ち度は大きかったです。緩めのお湯にゆったりと使った後は、隣のレストランで遅めの朝食。「朝獲れ寿司」850円は、新鮮なお寿司9貫に味噌汁がついていてこれまたGood!!です。
食後はお散歩。

漁から帰ってきた後も、みな繕い仕事に余念がない 明日のために天日で干されている網
壮観なめざし 我が家は、烏賊と鳶口(軟骨)をGet
一食一飯の恩義。保田の漁業組合の皆さんに元気で頑張ってとの気持ちをこめて、新鮮な烏賊と鳶口を購入してばんやを後にしました。
行楽日和の南房総をのんびりとドライブ。急ぐたびではありません。次の目的地である連れ合いの友人宅、実は彼女は今日も仕事のため、夕方4時以降に待ち合わせなのです。道の駅とみうらで休憩。ここは枇杷の産地らしく、お土産物屋さんは、枇杷・ビワ・BIWA・・・。ぬいぐるみのキティちゃんまでが枇杷の被り物をしているほどです。
我が家はここで「出会い」をしてしまいました。それは、一匹の犬でした。
我が家の玄関で皆さんのおいでをお待ちしています
お店の中ほどで、通りがかりのお客さんに鼻の頭をたたかれ、スプリングの首を振っている一匹の千葉犬が、つぶらなひとみで僕らを見ています。「カッテ・・・。」「ツレテカエッテ・・・。」
レジのチェッカーのお姉さんに「ありがとうございました」といわれた僕らの手には、いつしかこの千葉犬がいました。
アハハ・・・また無駄使い。衝動買いをしてしまいました。
車に戻り、熱いココアを飲んでいたら、少し睡魔が・・・。忙しかった毎日からの解放、そして予定に縛られていない自由さ。心地よいアンニュイ感。春爛漫な気持ちでSIESTA。
目がさめたら連れ合いは編物をしていました。1時間も寝てしまったようです。
内房から外房に車を走らせ、目的地の勝浦に向かいます。途中ナビが新しい道が出来たためにか、なぜかとても細い道を紹介したほかは支障もなく、順調すぎるほど僕らのドライブは続きます。
14時30分、鴨川を通過。いくらなんでも早すぎます。と言うことで、またまた道の駅鴨川オーシャンパークにINN。
ここはデザイン的にはこった道の駅です。全体が噴水の形を模したそうで、建物周辺も親水広場が広がっています。手動式の水を使ったいくつかのアトラクションは、絶対子どもたちは喜ぶだろうな・・・。夏にここにいかれるお子さん連れの保護者の皆様、必ず着替えを持っていくように、出ないと車の中はびっしょりになること請負です。

安房勝浦は海の町のイメージが強いのですが、今回うかがう友人宅は勝浦の中でも山間部です。
畑の間の山間の道を行くと、数年前以来の友人宅ビストロ・モナミがありました。
「シェフの気配り・心配りが届くだけの席数」の店内
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都内や箱根などで腕を振るったオーナーシェフが、食の基本は農業であることと思い、ふるさとに戻ったのは、まだ日本国内では「ハーブ」という言葉すら浸透されていない時期でした。
氏はこつこつと「ハーブ」栽培をします。が、日本の料理にハーブは時期尚早とあきらめかけた時に、さまざまな方面から問い合わせが来たのだ、とのこと。
10年前に僕の地元久野で起こった環境問題。それは、地域のヴィジョンからはじまりさまざまな事を考えさせられました。都会の人たちが安全な食材を得るために、田舎から食材をトラックで運ぶ、そのためにその間の町々は排ガスに悩まされる、という事実もあるわけです。そして都会の人たちも安らぎを求め田舎に行っても、同じような食材しか口に出来ない、旅の楽しみを半減させてしまうわけです。町の個性とはなんなのだろうか?いい町とはどのような町なのだろうか?半農の久野という地域は産廃の闘いの中で、そのようなことをもいつも頭の中に入れていました。
都会から2時間の奥座敷。箱根を控えた小田原と類似している自然の宝庫千葉の勝浦。
地場の食材をいかに美味しく加工をするか、を追求する姿がこのお店にはありました。
安全な食材をいかに美味しく食べてもらうか、を追求する姿がこのお店にはありました。

この日、2家族は思い出話や都会から外れた地域の話し、食についてなどなどを、地酒「腰古井」の冷酒を注し合いながら深夜まで語りました。
腰古井は、吉野酒造株式会社の銘柄です。
ビストロ・モナミのオーナーの実家と懇意
で、ともにこの地で400年ほどの旧家。
電話で予約すると見学もできるそうだ。

〒299-5265
千葉県勝浦市植野571
TEL 0470-76-0215 / FAX 0470-76-0168
8時・・・。二日酔いはないものの若干寝不足。しかし、次の予定が入っているので頑張って起きよう。
今日はAK−MLの親分、青ちゃん宅にお邪魔をする予定。
成東町にあるとしか情報を持ち合わせていないので、ナビを同町の町役場にセットしスタート。中学生の娘さんに手を振ってもらって出発です。
今日も快晴。気持ちのいいドライブ日和。
ナビが目的地周辺を告げます。セブンイレブンの駐車場に車をとめ、携帯に電話をすれば然程遠くない場所、との事。官庁街にも程近い閑静な地域の一角にお宅がありました。おまけに、道路の反対側には休耕田があり、あぜの部分に車を停めていいことになっているとか・・・。キャンパー10台は停められるような場所には、すでに緑ジルが停まっていました。ガルヴィーズの宮ちゃんご夫妻でした。聞けば、連休を使って房総を楽しもうと埼玉を出発したものの、成東でつかまりP泊を余儀なくされたとか(笑)
でも、お初にお目にかかれて嬉しかったです。宮ちゃんご夫妻は、僕らと交代で出発されました。
僕らはといえば、お宅にお邪魔ししばしいろいろと4人でお話を・・・。せっちゃんも病院勤務ということで、医療の話や学校の現状など、そしてもちろんキャンパーのことも・・・。あっという間の3時間。いやぁ〜楽しかったです。
週末の旅行というと、どこかで観光をしなければ、という固定概念にとらわれそうですが、なになに友人に会うために150km走るのもなかなか乙なもんです。

僕らはこのあとタイヤの購入の仲介をしてくれたとーちん宅にもよらなければならないので、お暇をしました。高速に入り野呂SAにより、昼食Time。そしてお昼を食べると眠たくなるのが人の常。そんな訳でまたまた1時間ほどこの地でZZZ・・・。
そんなことは露知らず青ちゃんはとーちん宅に13時に出発したと連絡をしてくれていました。
首都高は日曜の午後を迎え混雑し始めています。
とーちん宅についたのは17時過ぎでした。
我が家はここでも遠慮もしないであがりこみ、とーちん夫妻とおしゃべり。

今回は本当にいい仲間と楽しいおしゃべりを堪能できた2泊3日でした。そしてその合間合間には、春のポカポカようにに誘われるように昼寝も堪能できました。
お邪魔を致しました皆さん、本当に歓迎してくれてありがとうございました。また遊んでください。