2003年

7月末、夜、突然連れ合いが「私ガンかもしれない。胸にシコリがある」と言い出した。青天の霹靂、とにかく病院に行くように言うと、果たしてやはり乳がんだった。
市立病院に紹介状を書いてもらい、8月初旬手術。様々なことが頭の中をうごめいた。まずはお金のこと。何を置いても闘病にかかるお金は捻出しなければならない。となれば、キャンピングカーはあきらめらざるを得ないな…。マァ、それも仕方ない。
でも、彼女の様態である、ステージ3(本人はステージ2だが、リンパに転移あり)の5年後生存率は6〜7割、つまり同じ程度の乳がん患者の3人に1人は5年程度しか生存できないこと。ガンに効果のある秋田玉川温泉の湯治旅館は非常に混雑をしているが、隣接の(半)観光旅館に湯治できるほどの金銭余裕は無い。幸い近くの八幡平にはアスピアといういいキャンプ場がある。
TakeNさんが、氏のWebSiteに「借金はがんばって必死になれば返せますが、貴重なこの時間は絶対返ってきません。」と記載しています。氏は続けて「お子さんがおられるところは特に小さいうち! 中学生にでもなればなかなか家族では動けませんよね。」書いていますが、我が家は闘病の連れ合いとです。そしてこれらかどんどん年を老いていくわけですから、もっと深刻かもしれません。そう考えたら、ここで決断をすべきだと思いました。
2001年にキャンピングカーを見た際にこのSiteにも記載したKING5.3WDが既に発表されています。
既に心はこの車に決まっているのは、一つに環境問題を全面的に打ち出している点です。暫くぶりに、グローバル車の木村さんにメールを致しました。
GWに間に合わすように納車をするには、年内に契約を締結すること、と言うことで、早速詳細の打ち合わせを始めました。「靴を脱がない」ことを前提にしています。また子どもがいない僕らはTVが不要です。ですから、エントランスのドアを思い切って前に持ってくることを提案しました。しかし、ベッドの梁とラップするので不可とのこと。では逆にぎりぎりまで後ろに出来ないか?との相談には、リアタイヤとぶつかるとのこと。
オヤオヤ…イガイトムズカシイゾ!!
考えてみれば、プロの技術者が総力をあげて設計したのですから、そんなに簡単にレイアウトの大幅変更などできるわけないですね。
あとはオプションの設定のみです。大まかなお願いをしましたのであとは11月22日グローバルに赴いて、話を詰めるだけとなりました。おりしも紅葉が美しい時期、香嵐渓の観光と合わせて楽しい時を過ごそうと思っています。